1.学習の目的を十分理解する
目的がはっきりしないまま、目標もないままの学習では、ただやらされているだけのものになり、かつ学習した手ごたえも感じないままの勉強になってしまいます。目標を定め、それに対する目的をもって学習を進めるようにすることが大切です。
一口に目標といっても「将来は○○になりたい」といったような長期的な目標や「今まで3だった成績を4にあげる」といった中期的なもの、「今週中に英単語を20個覚える」といった短期的なものなどさまざまです。目標を立てる際にはまずは長期的な目標を明確にし、それを達成するには中期・短期的には何をすればいいのか具体的に考えるようにしましょう。長期的な目標がなければ途中で何のための勉強かを見失いやすいし、逆に長期的な目標しかなければ何をするべきかといった具体性を欠き、何かをやったという実感もないまま進んでしまうことになります。
短期的な目標を立てる際には多少高めのハードルを設定するとよいでしょう。そうすれば後々に余裕ができ、精神的に楽になります。
2.考えた跡や間違えた跡を必ずノートに書いておく。(消さない)
途中の式や間違えた部分をわざわざ消す人がいますが、これは非常にもったいないことです。自分がどのように考えたのか、どのように間違えたのかを残しておけば後々復習する際にも効果が上がります。間違いは決して恥ずるべきものではなく、後々のための貴重な財産なのです。
3.暗記のためのコツ
①見るだけでなく、書いたり声に出すようにする
目から入る刺激だけでなく、手や口・耳も用いるようにすると覚えやすくなります。
②全体との関連の中で覚える
「単語」と「訳」のように何でも1対1で覚えようとする人がいますが、覚えにくいだけでなく、応用が利かない知識になってしまいます。覚える際には必ず全体との関連の中で、イメージをつけて覚えるようにしましょう。
③反復練習が重要
よほどインパクトの強いことでない限り一度覚えてもいつかは忘れてしまいます。これは仕方のないこととして割り切るしかありません。なので、一度覚えたことでも繰り返し復習を行い、忘れないようにしていく努力が重要です。