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管首相の指示で作られた『封印された最悪シナリオの資料』の全内容

2012-02-25 16:31:49 | 原発・放射能

管首相の指示で作られた

『封印された最悪シナリオの資料』全内容

すべての内容が記された資料↓↓↓

http://www.asahi-net.or.jp/~pn8r-fjsk/saiakusinario.pdf

 

【最悪シナリオを封印】 菅政権「なかったことに」  大量放出1年と想定  民間原発事故調が追及

公文書として扱われず

 東京電力福島第1原発事故で作業員全員が退避せざるを得なくなった場合、放射性物質の断続的な大量放出が約1年続くとする「最悪シナリオ」を記した文書が昨年3月下旬、当時の菅直人首相ら一握りの政権幹部に首相執務室で示された後、「なかったこと」として封印され、昨年末まで公文書として扱われていなかったことが21日分かった。複数の政府関係者が明らかにした。


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【写真】原子力委員会の近藤駿介委員長が作成した「福島第1原子力発電所の不測事態シナリオの素描」のコピー

  民間の立場で事故を調べている福島原発事故独立検証委員会(委員長・北沢宏一(きたざわ・こういち)前科学技術振興機構理事長)も、菅氏や当時の首相補佐官だった細野豪志原発事故担当相らの聞き取りを進め経緯を究明。危機時の情報管理として問題があり、情報操作の事実がなかったか追及する方針だ。


 文書は菅氏の要請で内閣府の原子力委員会の近藤駿介(こんどう・しゅんすけ)委員長が作成した昨年3月25日付の「福島第1原子力発電所の不測事態シナリオの素描」。水素爆発で1号機の原子炉格納容器が壊れ、放射線量が上昇して作業員全員が撤退したと想定。注水による冷却ができなくなった2号機、3号機の原子炉や1~4号機の使用済み燃料プールから放射性物質が放出され、強制移転区域は半径170キロ以上、希望者の移転を認める区域が東京都を含む半径250キロに及ぶ可能性があるとしている。


 政府高官の一人は「ものすごい内容だったので、文書はなかったことにした」と言明。別の政府関係者は「文書が示された際、文書の存在自体を秘匿する選択肢が論じられた」と語った。


 最悪シナリオの存在は昨年9月に菅氏が認めたほか、12月に一部内容が報じられたのを受け、初めて内閣府の公文書として扱うことにした。情報公開請求にも応じることに決めたという。


 細野氏は今月6日の会見で「(シナリオ通りになっても)十分に避難する時間があるということだったので、公表することで必要のない心配を及ぼす可能性があり、公表を控えた」と説明した。


 政府の事故調査・検証委員会が昨年12月に公表した中間報告は、この文書に一切触れていない。


 
 【解説】検証阻む行為許されず


 東京電力福島第1原発事故の「最悪シナリオ」が政権中枢のみで閲覧され、最近まで公文書扱いされていなかった。危機の最中に公開できない最高機密でも、公文書として記録しなければ、次代への教訓を残すことはできない。民主的な検証を阻む行為とも言え、許されるものではない。


 民主党は2年半前、政策決定の透明性確保や情報公開の促進を訴えて、国民の信を得たはずだ。日米密約の解明も「開かれた政治」を求める国民の期待に応えるための作業だった。


 しかし、今回明らかになった「最悪シナリオ」をめぐる一連の対応は、そうした国民の期待を裏切る行為だ。


 シナリオ文書を「なかったこと」にしていた事実は、「情報操作」と非難されても仕方なく、虚偽の大量破壊兵器(WMD)情報をかざしながらイラク戦争に突き進んだブッシュ前米政権の大失態をも想起させる。


 民間の立場で調査を進める福島原発事故独立検証委員会が文書の取り扱いをめぐる経緯を調べているのも、そうした民主的な視点に根差しているからだ。ある委員会関係者は「不都合な情報を握りつぶしていたのではないか」と指摘する。


 昨年末に中間報告をまとめた政府の事故調査・検証委員会が「最悪シナリオ」に切り込めていないのも問題だ。政府は民間の事故調査を待つことなく、自らが経緯を明らかにすべきだ。 


(共同通信 2012/01/21 22:00)

http://www.47news.jp/47topics/e/224789.php

 

「福島第1原子力発電所の不測事態シナリオの素描」に書かれた、
コアコンクリート相互作用は、現在進行中

http://d.hatena.ne.jp/ghostbuster/20110514/1305344505 

格納容器の底に、メルトして堆積した核燃料の除熱ができないと、
厚さ三センチの鋼鉄(融点1400度)を溶かし、格納容器の底を抜く。

格納容器の底には、コンクリートがあり、このコンクリートと核燃料が反応し、
多量の一酸化炭素と水素が発生する。

これがコアコンクリート反応だ。

当然格納容器の外には、酸素があるので、酸素と水素が反応し、水素爆発を起こし、
格納容器は、破損し容器内の放射性物質をバラマクことになる。

最悪である。

それが、今進行中だ。

最終段階を迎えつつあるように思える。

今まで爆発が起きなかったのは、たまたま「運」がよかったからだろう。

その「運」も尽きようとしている。

楽観シナリオも書いておこう。

慰めぐらいにはなる。

大半の溶融した核燃料は、まだ圧力容器内にあり、底で冷えている。

崩壊熱も減少したので、この調子で冷やせば大丈夫。

仮に格納容器に落ちても、格納容器の底に溜まっている水で冷却されているので、
注水していれば大丈夫というものだ。

そうあって欲しいと思う。

 

【関連情報】

暴かれたチェルノブイリ秘密議事録

・・こうした宣言の謎を解く鍵が、作業グループの文書に秘められている。数千もの放射線被災者が、いかに奇跡的に、突然に健康を回復したか見てみよう。


<<機密。議事録その9、1986年5月8日。(...)ソ連保健省は、放射線による住民の許容被曝基準を、従来の10倍にするという新基準を決定した(添付書類)。特別な場合には、この基準は、従来の50倍まで引き上げることが可能である。>>(!:著者)。


議事録はさらに加えて、

<<...かくして、現状の放射線の状況においても、今後2.5年間にわたり、すべての年齢の住民の健康は保証される。>>


医療衛生に関する国家水文気象委員会の結論の秘密資料には、ソ連保健省第1次官のシシェーピンと国家水文気象委員会第1次官のセドゥーノフとが署名している。こうして、治療や薬もなしに、数千もの同胞が、1986年5月8日、一挙に治癒したのであった。


薬、医療器具、ベッドの不足という現在の困難を考えるなら、以下のような指令を出したら如何なものか。本年5月1日以降、体温の正常値は36.6度ではなく、たとえば38度、「特別な場合」には39度である、と。


「基準を、35年間に7レムへと下げるとしたなら、移住を想定する住民数は、現在の16万6000人から、約10倍にも増やさねばなりません。150万人以上の人々の移住であります...。社会としては、そのような行動がもたらす、すべての危険度とすべての利益を秤にかけねばなりません


http://blog.goo.ne.jp/jpnx02/e/99b05d4c53832e62f94878e0a1432d2d


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