星野采配、バントのサインが分けた明暗 赤星憲広×井端弘和「アカイバ対談」#5
第5回も引き続き星野仙一監督とのエピソードを語っていく(写真はルーキー時代の井端と星野監督) 【写真は共同】
第5回も前回に引き続き、星野仙一監督について語る。赤星が1回だけ食らった鉄拳制裁、井端の開幕一軍を懸けた送りバントなど、星野監督にまつわるエピソードはまだまだ続く。
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「僕のせいで全員のバットが……」
阪神時代、星野監督にあまり怒られた記憶がないという赤星だが、1回だけ強烈に怒られた時のことを振り返る 【写真は共同】
赤星 井端さんがさっき「あんまり怒られたことない」って仰っていましたけど、僕もですね。よく藤本(敦士)と2人で座ってたんですけど、怒られるのは藤本なんですよ。僕はそんなに怒られる方ではなかったですが、唯一、これを言うと星野さんに天国で怒られそうですけど……星野さんに“バックブロー”(裏拳)を食らったことあるんですよ。
井端 あぁ(苦笑)
赤星 振り向きざまのバックブロー(笑)。2003年、優勝した年に1番・今岡(誠)さん、2番・僕で、3番・金本(知憲)さんという打順だったんですけど、基本「バントのサインは出さないから」と(言われていた)。今岡さんが出ても「最悪、お前が進塁打で、引っ張ってでも何でもいいから(今岡と)入れ替われ」ということを言われて、そのシーズン開幕してからずっと、送りバント(のサインが)ほとんど出なかったんですよ。で、とある時に、バントのサインが珍しく出たんです。久しぶりなので、何か緊張しちゃって……(苦笑)
井端 ハハハハ(笑)
赤星 失敗したわけですよ、1打席目に。それで送れなくて、入れ替わることもできずに(ベンチに)戻ってきた。そこでボソッと(星野)監督が、「(送りバントのサインを)出した俺が悪いんだ」って言ったんです。僕はそれを聞いた時に、「何とか取り返さなきゃ」って思っていたんです。で、3打席目にまったく同じシチュエーションでノーアウト一塁、今岡さんが(塁に)出られて、(打席が)僕だったんですよ。今度は(送りバントの)サインが出なかったんですよ。
井端 うん。
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