駐車場の空きスペースが、食品ロスを救う。関西で始まった「野菜のドライブスルー」

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駐車場予約アプリの「akippa(あきっぱ)」を運営するakippa株式会社と、直売所・農園の検索サービスの「YACYBER(ヤサイバー)」が連携し、駐車場で野菜のドライブスルー販売を開始した。

このプロジェクトでは、キッチンカーやお弁当販売など駐車場の新しい活用方法の実証実験を行っている、全国の「akippaマルシェ」対応駐車場にて、YACYBERが野菜の直売を行う。2021年1月には兵庫県と大阪府内の3カ所の駐車場で開催。今後は首都圏や他の地域への展開も予定されている。

akippa-YOCYBER

利用する際に、YACYBERのWebサイト(https://yacyber.jp/)またはiOSアプリにて、該当直売所ページ内の予約フォームから事前予約しておくと、ドライブスルー形式で野菜の受け取りができるのでとても便利だ。もちろん、予約がなくとも当日現地で野菜の直接購入も可能である。

akippaとYACYBERがタッグを組むのは今回が2回目。1回目は2020年4月の緊急事態宣言の発令にともなう外出自粛により増加した、日用品の買い物需要を解決するために実施された。

今回2021年1月に発令された2回目の緊急事態宣言においても、飲食店の営業時間短縮が農家に影響を与え、大量のフードロスの発生が予想されている。また、akippaが確保している駐車場もGo Toトラベルキャンペーンの停止期間延長やイベント自粛で、利用の減少が懸念される。こうした事情を鑑みても、このたびの協業は野菜の廃棄と駐車場のデッドスペースの双方を解決できる画期的な取り組みだろう。

akippa-YACYBER

「たくさんの野菜を持ち帰るのが大変」という前回の利用者の声を受けて、今回はドライブスルー方式の予約販売が採用された。在宅時間が延びて、自宅で料理をする機会が増えた人も、この方式であればたくさん買い込めそうだ。新鮮な野菜が手に入ることで料理が楽しくなり、レパートリーが広がっていくかもしれない。

【ウェブサイト】近くの直売所・農園、朝採り野菜が見つかるYACYBER
【iOS版アプリダウンロード】「YACYBER」をApp Storeで
【ウェブサイト】駐車場の予約なら akippa

※本記事は、ハーチ株式会社が運営する「Life Hugger」からの転載記事となります。

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