ノブコブ吉村「高級品を買ってもウケないどころか、嫌われる」失敗を重ねて学んだ幸せなお金の使い方
今年の確定申告も2月17日(月)からスタート。収入や支出など、お金の管理について改めてこのタイミングで考えてみる方も多いのではないでしょうか。昨年12月に結婚をされたばかりの平成ノブシコブシ・吉村崇さんもその一人。資産運用に取り組んでいることでもお馴染みの吉村さんは、「お金の悩みは尽きないけど、投資は視野を広げてくれた」と語ります。円安や物価高で日本全体の先行きが不透明な中、お金について日頃どのように考え、向き合っているのかについて聞いてみました。また、吉村さんが抱えるお金の疑問について、税理士の髙橋創さんに直接お答えいただきました。(Yahoo!ニュース Voice)
「番組でお金を使ってもウケなくなった」お金への意識の変化の実感
――ご結婚に伴い生活面も変化されたと思いますが、家計の管理についてご夫婦で話し合いはされましたか? 吉村崇: まだ結婚したばかりなので家計の話はほとんどできてないですが、「生活に必要なお金は僕が持つ」という話はしましたね。だから、より働かないといけないなぁという気持ちでいますけど……。共働きは当たり前の時代ですし、世間の反応も気になるしで、それは本当に良いやり方なんだろうか、という迷いもあります。この先は、お小遣い制にするのか、家は賃貸がいいのか購入がいいのか、そういった話もしていかなきゃなと。家庭のお金の悩みはずっと尽きないと思いますが、まだようやく「入り口」に立ったという感じですね。 ――若手時代と今とで、お金の使い方に変化は感じますか? 吉村崇: 月末になると頭を抱えるのは、若い頃も今も同じですね。あまり贅沢してるつもりもないんですけど、「なんでこんなにお金がないの?」って(笑)。でも、お金を使って後悔したことはあまりないんです。番組で高級車を買ったりもしましたが、それがきっかけで他の番組に呼ばれたりもありますし。でも、最近は番組でいっぱいお金を使っても、昔のようにはウケなくなりました。日本全体で収入が増えない時期がずっと続いて、お金に対する気持ちがみんな低くなってしまってるんですかね。大きな買い物をしても、ウケるんじゃなくて嫌われるってことを、最近になってようやく気づきました。 ――芸人さんには、「とにかく豪快にお金を使うのが芸人らしさ」という伝統みたいなものもありますよね。 吉村崇: 僕もそんな伝統を受け継いで20年以上芸人を続けてきましたが、芸には全く関係ないということが分かりましたね。まともな金銭感覚を持っている人も、持っていない人も、売れる人は売れるんですよ。僕も給料と同じぐらいの家賃の家に住んでいた時期がありましたが、今振り返るとあの頃は精神状態もよくなかったと思います。住み始めた翌月に給料が下がってしまい、仕事中も家賃のことばっかり考えてしまってました。僕の背中というか、そういうお金の使い方を見て育った後輩芸人もいると思うので、そこは反省していますね。